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石垣島フィールド日記

石垣島のフィールドで出会った自然&野鳥を毎日紹介していきます。 石垣島 野鳥観察 、野鳥撮影 バードウオッチング、自然観察、石垣島ナイトツアーは石垣島フィールドガイドSeaBeansを宜しくお願いします。  ※当サイトで紹介している画像その他内容無断転載・転用を禁じます。

石垣島フィールドガイドSeaBeans

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石垣島ウミガメ研究会、
アカウミガメの孵化率の調査をするとのことなので、
久しぶりに息子と見学に出かけて来ました。

ガイド業を初めてからは幽霊会員です。
一日フルで浜を調査されている他会員の皆さんは凄い人ばかりです。

何日か前に孵化、脱出を終えた産卵巣を掘り起こしたら、
脱出出来なかった子達が息絶え絶えで巣の中に数頭残っていたようです。

お腹もぺったんこ、
もう1日遅かったら死んでいた感じでした。

元気なさそうですが、
巣穴から十数メートルほど自力で歩いて海へ。

713ug1.jpg

いろんな障害物もありますが、
なんとか乗り越えてテケテケと。

713ug2.jpg

無事全頭海へたどり着きました。

この子たちはここから大変です。

713ug3.jpg

最初は一緒にアカウミガメを観察していた息子ですが、
何時もまにか海辺に転がっている漂着物を集めて遊んでいました。

713ug4.jpg

とても楽しそうに浮き球など集めて、
走って・・・

713ug5.jpg

注 意

ウミガメの調査は石垣市・八重山漁協の委託により、
沖縄県の特別採捕許可を頂いて「石垣島ウミガメ研究会」として調査を行っています

もしウミガメに出会えたら、
出会える場所に行ったら、
次の注意が必要です。

浜で懐中電灯等の明かりを付けない。
暗闇でも目を慣らせば見えます。
騒いだりしない。ウミガメは敏感です
危険を感じると上陸、産卵を止めます。
産卵が終わってから近づくようにすること。
産卵中に驚かすと産卵を放棄することがあります。
撮影も周囲に注意し、ウミガメが産卵を終えてからにしましょう。
などなど、とにかく野生生物はデリーケートですから万全の注意を持って観察して下さい。

とても貴重な出会いです。
大切にして下さい。

石垣島で産卵・上陸・漂着等の情報がありましたら連絡をお願いします。

SeaBeansではウミガメ産卵、孵化などの案内、情報提供は行っていません。
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今日は生き物撮影を目的としたナイトツアーに出かけてきました。

いつものように明るい時間帯は、
野鳥観察でリュウキュウアカショウビン等を観察しました。
蛍の撮影も希望されていたので、
薄暗くなる頃に森へ向かっていると、
石垣島ウミガメ研究会の仲間から
「頭上でコグンカンドリが舞い、足下でアカウミガメの孵化脱出が始まったよ。」
と連絡がありました。

お客さんと調整して、
急遽内容変更してウミガメの脱出場所へ向かいました。

残念ながらコグンカンドリは観れませんでしたが、
アカウミガメは丁度頭が砂から出たところでした。

72akaumigame1.jpg

テレビカメラマン、僕、お客さん、カメ研のお友達2名と5人で、
時折降る雨に絶えながら、
じっと待ち続けました。

そして先発隊が数頭脱出、
それから1時間後くらいに十数頭がドッと脱出しました。

72zorozoroumigame.jpg

脱出後の子カメは光りに向かって進む習性があります。
この浜の背後には人工の灯りがみえ、
海よりも背後のほうが明るいのです。
昨晩脱出した子カメ数頭は背後に向かって歩き、
草むらに絡まって死んでいたそうです。

今夜も背後に向かって歩き出すので、
ライトの明かりで海に誘導しました。

海にたどり着いたら、
ちょっと元気になった感じです。
何度も波に転げながらもみんな海に入って行けたようです。

72umihe.jpg

今夜脱出する子は全て出たのですが、
まだ巣穴下で脱出出来ない子がいるようでしたので、
堀り上げてみることにしました。
そしたら草の根などに絡まって脱出出来ない子達が、
十数頭いました。

お腹にあるデベソ(卵黄)が孵化後、
産卵巣内に居る子カメの重要な栄養源なのですが、
ほとんどの子がお腹が凹んでいるほど痩せていました。

72umigameheso.jpg

ついでに卵の数と孵化状況も調査しました。

101個の卵、
無事に孵化したのは60個体内3頭は死亡、
39個は卵のまま死亡している未発生でした。
孵化率が悪かったです。

72rannsuuchousa.jpg

帰り道でオオヒキガエルやムラサキオカヤドカリ、スナガニなどを観察して、
ナイトツアー兼ウミガメ調査&観察を終えました。

今夜のお月様は綺麗ですね~。

とても明るくて夜の浜に、
自分の影が出来ます。

心地よい風と月明かり、
絶好の浜歩きの夜です。

アカウミガメの孵化の調査と観察に出かけてきました。


719tuki.jpg

僕たちが到着すると、
既に産卵巣には多数の子カメの足跡がありました。

719ahiato.jpg

孵化率を見るために巣穴を掘り返し、
途中に巣穴にある大きめの珊瑚塊をどけると・・・

719kogame1.jpg

ざわざわ・・・・

ムクっ!!

子ガメの顔が出てきました。

719kogame2.jpg

次から次へ・・・

巣穴を珊瑚塊に塞がれてしまい、
脱出することが出来なかったようです。


719kogame.jpg

一気に浜を走り下り、
海へたどりつきました。

無事に大きく育って、
またこの浜に戻ってきて欲しいですね。

719umihe.jpg

永遠にウミガメが産卵出来る浜、
島であって欲しいです。

この産卵巣には144個の卵、
内137個体が孵化脱出、脱出失敗4個体、未発生4個でした。

注 意

ウミガメの調査は石垣市・八重山漁協の委託により、
沖縄県の特別採捕許可を頂いて「石垣島ウミガメ研究会」として調査を行っています

もしウミガメに出会えたら、
出会える場所に行ったら、
次の注意が必要です。

浜で懐中電灯等の明かりを付けない。
暗闇でも目を慣らせば見えます。
騒いだりしない。ウミガメは敏感です
危険を感じると上陸、産卵を止めます。
産卵が終わってから近づくようにすること。
産卵中に驚かすと産卵を放棄することがあります。
撮影も周囲に注意し、ウミガメが産卵を終えてからにしましょう。
できるだけフラッシュは焚かないほうが良いです。
などなど、とにかく野生生物はデリーケートですから万全の注意を持って観察して下さい。

とても貴重な出会いです。
大切にして下さい。

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気まぐれ更新!!石垣島TeaTree
石垣島ウミガメ研究会の友人と一緒に、
アカウミガメの孵化状況を観に行った来ました。

ひょっとすると孵化が観察出来るかもと、
期待していたのですが、
既に昨晩孵化して脱出していました。

残念!!

孵化率を調べる為に巣穴を掘り返すと、
約100個の卵を確認、
その内2割が未発生で孵化していませんでした。

712fukarituchousa.jpg


巣穴には脱出出来なかった子亀4頭がいました。

浜に4頭を放つと、
躊躇無く海に向かって歩き始めました。

712akakogame.jpg


無事に大きく成長して、
この浜に戻ってきて欲しいです。

その頃には、
この浜が今以上に美しい砂浜になっていて欲しいな~。

これからの時期は孵化と産卵が交差する、
楽しい時期です。

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気まぐれ更新!!石垣島TeaTree
昨晩に引き続き、
今晩も浜を歩いてきました。

歩き始めて約10分、
足跡を発見!!

でも2本あります。

上がりと帰りの2本、
なのでウミガメは居ないと言うことですね。

足跡からアカウミガメだと判りました。

浜の上まで上がり、
産卵を試みたようですが、
サンゴ礫が多くて穴を掘ることが出来なかったようです。


614ashiato.jpg


この浜は車の乗り入れが多く、
産卵に適した場所に車が走っているために、
その場所が固められてカチコチです。

カメはもちろん重機が無ければ掘れないほど固まっています。

いろんな人の影響でウミガメが安心安全に上陸出来る浜が、
島から急速に減っています。

島にウミガメが産卵に来ることを知らない人も沢山居ますが、
とても残念なことです。

知らないと、
守れないどころか、
影響を考えることもできませんからね。

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気まぐれ更新!!石垣島TeaTree



いつもブログを観て下さっている地元の方から、
朝一でウミガメの上陸の報告連絡を頂きました。

有り難うございました。

午前中は仕事等で忙しかったので、
午後から調整して現場に確認に行ってきました。

頂いた情報を石垣島ウミガメ研究会のメールに投げていたのですが、
僕が現場に到着したら、
既にカメ研の方が調査を終えていました。

石垣島のカメ研は凄いでしょ~!!

僕もせっかく来たので、
浜に降りて産卵跡を観てきました。

浜を真っ直ぐ上がり、
草地に沿いながら北に移動し、
1度産卵を試みるが失敗し、
2度目で無事産卵した様子です。

この浜は砂がサラサラで、
サンゴ礫も少ないようで、
穴を掘りやすそうな浜です。

この砂質のため、
卵を探すのは困難です。

68ashiato.jpg


産卵した場所の横は直ぐ谷のようになっていて、
大波や大雨などで崩れそうなのが心配です。

ご近所の方々が見守って下さっているので、
他の場所よりも安心です。


波による海岸浸食が凄いですね~。

68shnnshoku.jpg


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気まぐれ更新!!石垣島TeaTree
昨晩は雷が鳴る中、
浜を歩いたのですがハズレでした。

今晩は大雨ですが、
なんだかウミガメが上がるような予感が!?

気になるので21時頃から浜へ行ってきました。
大粒の雨が降っていましたが、
直ぐに止むだろうと思っていので、
レインウエアしか着てこなかったのですが・・・

甘かったです。

北東の風にのって、
雨がもろに当たり直ぐにびしょ濡れになってしまいました。

一人テクテクと浜を上がり、
何事もなく折り返し地点を過ぎ、
「今日もハズレか~。」なんて思いながら南下していると、

カラッカラッ・・・

風と雨そして波の音、
その中に混じってサンゴ礫が崩れる小さな音が遠くから聞こえました。

でも一度だけ・・

その音がし方向を眼をこらして見ると・・・
黒い塊が・・・

その黒い塊を見ていると、
ゆっくりと静かに浜を上っているのです。

おお!!ウミガメだ!!

大雨でびしょ濡れ、
正直、帰る気満々だったので、
嬉しいような・・なんとも複雑な気持ちです。

順調に産んでくれることを遠くから見守っていたのですが、
なかなか上手くいかない様子です。

少し掘っては移動・・・それを繰り返しています。

慎重に近づいて穴堀を見てみると、
砂の中からサンゴ礫が出てきて、
穴堀を邪魔しているのです。

その後も何度も失敗し・・・
産卵を止めて海の方向へ歩き始めました。

でも浜の中央辺りで、
また浜を上り始め、
また穴掘りを・・・・

大雨の中、
待つこと約1.5時間、
やっと穴掘り成功、
そして産卵が始まりました。

産卵の終わる前頃に慎重に近づき、
個体を確認しました。

種はアカウミガメで標識等が無いので、
初個体のカメです。


63akaumigametamago.jpg


ウミガメは総排泄口と呼ばれる部位から産卵します。
アカウミガメの卵はピンポン球と同じくらいの大きさで、
産卵直後は粘液に包まれ弾力があります。

総排泄口の廻りをよく見ると、
ウミエダヒルという寄生虫が沢山ぶら下がっていました。

アカウミガメには特に寄生する動植物が多いです。
この子には体中にウミエダヒル、
甲羅にカメフジツボ、カメノテ等が寄生していました。

甲長が約82cmだったので前回の子よりも小さな個体でした。
でもアカウミガメでは標準的なサイズですね。

産卵を終えると後ろ足で丁寧に産卵した穴を埋め戻します。

キュッキュッと砂をかぶせては押さえる、
それを繰り返します。
満足したらカモフラージュという行動が始まります。
今度は前脚も使って大きく砂をかけて埋め戻します。
少しずつ前進しながら、
穴を埋めていくので、
最終的には産卵した場所が判りにくくなります。

63akaumigame1.jpg


産卵を終えると、
僕は甲羅の測定や標識等を取り付ける「虐待」的なことをします。

そして穴埋めを終えると、
一目散に海へ帰ります。

帰るスピードはけっこう速いです。

63akaumigame.jpg


海の中に浸かると一安心の様子です。

63akaumigame3.jpg


時計を見ると日付が変わっていました。

また来てね~!!

注 意
ウミガメの調査は石垣市・八重山漁協の委託により、
沖縄県の特別採捕許可を頂いて「石垣島ウミガメ研究会」として調査を行っています

もしウミガメに出会えたら、
出会える場所に行ったら、
次の注意が必要です。

浜で懐中電灯等の明かりを付けない。
暗闇でも目を慣らせば見えます。
騒いだりしない。ウミガメは敏感です
危険を感じると上陸、産卵を止めます。
産卵が終わってから近づくようにすること。
産卵中に驚かすと産卵を放棄することがあります。
撮影も周囲に注意し、ウミガメが産卵を終えてからにしましょう。
できるだけフラッシュは焚かないほうが良いです。
などなど、とにかく野生生物はデリーケートですから万全の注意を持って観察して下さい。

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今年もウミガメの季節がやって来ています。

4月から島内で産卵が始まっていて、
石垣島ウミガメ研究会の皆さんも忙しく浜廻りをされています。

僕は出遅れ、
なかなか参加出来ていません。
月1回は夜の浜を廻りたいと考えていますが、
仕事もありますからね~。

石垣島に来た一番大きな理由がウミガメの産卵地、
それも国内に産卵にくるアカ、アオ、タイマイの3種が来る島を言うことで、
ここにやって来ました。

さて前置きが長くなりましたが、
カメ研でご近所の友人と一緒に夜の浜歩きに行ってきました。
約1年ぶりの浜歩きです。

今夜歩く浜には既に今年何回かアカウミガメが産卵に来ていて、
前回の産卵から産卵周期を友人が推測し、
多分今夜産卵に来るだろうとヤマをはっての調査でした。

ウミガメは産卵期に1回~6回程産卵します。
なので1回目を発見すると、
その場にまた産卵に来る可能性が高いのです。

今期産卵、上陸が確認された浜を歩き始めて十数分、
前夜、その前の日くらいに上陸したアカウミガメの足跡を発見しました。
車の轍などで判り難いのですが、
多分産卵している様子。

「あ~昨晩だったのか~!!」
とため息混じりで2人で痕跡を調査し、
また北を目指して歩き始めました。

もう諦め感高っかたのですが・・・

歩き初めて直ぐに前方に海から真っ直ぐに浜上まで上がった真新しい足跡を発見!!

耳を澄ますと、
ウミガメが砂を掻き分けている音と、
呼吸の音が聞こえてきました。

「やった~大当たり!!」

時計を見ると午後21時半、
まだ上がったばかりでクリーニング(大穴堀り)をしているだろうと、
波打ち際近くで様子を伺っていました。

砂の音が小さくなったので、
タマゴ産み落とす小穴堀り入ったのかと、
静かに慎重にゆっくりと近づいて様子をみると・・・
産卵を終了し、
カモフラージュ(大穴埋め戻し作業)を終え、
海に帰ろうとしていました。

慌てて測定や個体識別用の標識を取り付けたりと、
ドタバタ・・・・
記録撮影も・・・
あれやこれやであっという間に海に帰っていきました。


519akaumigame.jpg


アカウミガメ成体に出会うのは
約12,3年屋久島でウミガメの調査に参加していた以来の再会です。

「嬉しい」の一言です。

毎回調査がこんな風に順調なら楽で楽しいですが、
なかなかこんなに上手くいくことはありません。

だいたい何時間も浜を歩き廻り、
空振りで帰ることが多いです。

さあ今年は何回ウミガメの調査に参加し、
何回ウミガメ達に出会うことが出来るかな~。


注 意
ウミガメの調査は石垣市・八重山漁協の委託により、沖縄県の特別採捕許可を頂いて「石垣島ウミガメ研究会」として調査を行っています

もしウミガメに出会えたら、
出会える場所に行ったら、
次の注意が必要です。

浜で懐中電灯等の明かりを付けない。
暗闇でも目を慣らせば見えます。
騒いだりしない。ウミガメは敏感です
危険を感じると上陸、産卵を止めます。
産卵が終わってから近づくようにすること。
産卵中に驚かすと産卵を放棄することがあります。
撮影も周囲に注意し、ウミガメが産卵を終えてからにしましょう。
できるだけフラッシュは焚かないほうが良いです。
などなど、とにかく野生生物はデリーケートですから万全の注意を持って観察して下さい。

とても貴重な出会いです。
大切にして下さい。

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先ほどウミガメ調査から戻って来ました。
昨晩22時から今日の1時まで浜を徘徊?してました。

浜を歩き始め30分程でアオウミガメの足跡を発見しました。
今晩上陸した新しい足跡で、
浜の上まで上がりUターンして海へ帰っていました。

「今夜はこの足跡の子に会えるな~。」
なんて嬉しくなったのですが・・・・。

その後も上陸跡はあるものの、
全て浜上でUターン。

7.18ashiato.jpg


4カ所に上陸がありましたが、
何もせずにUターンしていました。

残念ながらウミガメには出会えませんでした。

でも今夜の星は凄く綺麗でした~。
天の川もはっきりと、
流れ星も沢山。

ウミガメ調査の時くらいしか、
深夜で暗闇の浜で一人、
夜空を眺めることはないです。

ウミガメに出会えなくても、
楽しい調査でした。


注 意
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危険を感じると上陸、産卵を止めます。
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産卵中に驚かすと産卵を放棄することがあります。
撮影も周囲に注意し、ウミガメが産卵を終えてからにしましょう。
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昨晩から今朝にかけてウミガメ調査に行ってきました。

自宅を出ると大雨、
なんだか湯鬱な気持ちになりつつも、
既に浜入りしている調査員から、
1頭上陸との報告を受けているのでワクワクです。

調査地に着くと雨も上がり、
空には星も輝いていました。

もう1人の調査員に電話連絡すると、
上陸していたアオウミガメは先ほど未産卵で帰海したとのこと。

僕と入れ替わりで、
この調査員は帰宅。

僕は北上しながらウミガメの痕跡を探しました。

調査地北端に着き十分に休憩をし、
今度は南下。

ウミガメの痕跡を探しながら歩いていると・・・・


ザッッパン~波打ち際から黒い塊がうごめいていました。

アオウミガメです。

ほんの数メートル先、
僕は心の中で「僕は石です。気にしないで!!」
って祈りました。

幸い、僕に気づかなかった様子で、
浜を上がりはじめました。

浜を上がりながら、
気まぐれに穴掘りを。

数回砂を払っては止めて前進、
そしてまた払って・・・これの繰り返し。

1時間経過しても産卵する様子なし。

そしたら、
またしても波打ち際にうごめく黒い塊が見えました。

浜の上で寝ころんでいる僕を目指して一直線。

新たなアオウミガメが上陸してきます。

僕の体に接触しながら浜の上部に行き、
そして穴掘り開始。

この子は産みそうだなっと思っていたら、
十数分後穴掘りを止めて海へ帰って行きました。


もう1頭は、
まだ前進しながら穴掘りをしています。

そして3時半、
諦めたのか海へ向かい始めました。

とても疲れた様子です。

体重約100kgもある巨体を、
数時間動かし続けるのですから、
その運動量は半端じゃないですよね。


6.26umigame2.jpg



「プッファ~」と思い呼吸音が、
とても辛そうな悲しそうな音に聞こえました。

目に浮かぶ涙も涙じゃないと判っていても、
悲しい涙に見えました。

6.26umigame1.jpg


お疲れ様でした。

今夜こそ無事に産んでくれると良いな~。


注意
ウミガメの調査は石垣市・八重山漁協の委託により、沖縄県の特別採捕許可を頂いて調査を行っています

もしウミガメに出会えたら、
出会える場所に行ったら、
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暗闇でも目を慣らせば見えます。
騒いだりしない。ウミガメは敏感です
危険を感じると上陸、産卵を止めます。
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産卵中に驚かすと産卵を放棄することがあります。
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追記 : 6月26日の調査でなかなか産めないウミガメさんは無事に産卵を終えたそうです。27日早朝産卵ですね。良かったです。
本日更新!!こちらも宜しくお願いします。
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