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石垣島フィールド日記

石垣島のフィールドで出会った自然&野鳥を毎日紹介していきます。 石垣島 野鳥観察 、野鳥撮影 バードウオッチング、自然観察、石垣島ナイトツアーは石垣島フィールドガイドSeaBeansを宜しくお願いします。  ※当サイトで紹介している画像その他内容無断転載・転用を禁じます。

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花に集まるのは蝶や蜂だけではありません。
ハエの仲間、アブも花の香りに引き寄せられて蜜を吸引します。
写真のアブはハナアブの仲間なのは判るのですが、
名前は今の所不明です。
黒と黄色の縞々模様なので蜂にも間違えられやすいです。
人を刺すアブもいますが、このハナアブは人を刺しません、
英語ではflower flyと呼ばれています。
かわいいアブで、恐くないので観察しやすいです。


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昨日は真夏のような日でしたが、
今日は曇り雨で秋らしい肌寒い一日でした。

海の中を覗くのはスノーケルやダイビングだけでしか無理かな~と思いがちですが、
グラスボートに乗ると簡単に海の中を覗く事が出来ます。
グラスボート観光が出来る場所は川平と白保にあります。
川平のグラスボートは友人等、来客があった時に乗りに行っています。
30分、1000円でガイド付で気軽に海散歩できます。
船底のガラスのサンゴや魚達、船から外を見てもサンゴや魚が沢山透けて見ることが出来ます。
熟年のガイドに当たると楽しく、
多くの情報を得ることができるので業者選びも重要になってきます。
川平の海や小島等の風景を船から観るだけでも楽しめますのでお勧めですよ。
今日は島内のいろんなところでオオコウモリに出会いました。
普段も畑周辺や市街地でも普通にみることは出来るのですが、
今日は近くで観察することができました。
オオコウモリは僕に気づくと、僕をじ~と見つめて固まります。
オオコウモリとのにらみっこが始まるのです。
たいていは僕が先に動いてしまいオオコウモリは飛んで行きます。
目が合っている間、オオコウモリの潤んだ瞳がとてもかわいいです。

ヤエヤマオオコウモリ:オオコウモリ科 国内には4亜種がいる。

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林内には様々な蔓性植物があります。
そんな蔓性植物で美味しくてかわいい実をつける植物があるのですが、
最近やっと実をつけているのを見つけました。
シマサルナシです。
3、4cmの小さなキウイフルーツ似た実がぶら下っています。
味もそっくり。
それもそのはずキウイフルーツの原種オニマタタビの仲間だからです。

シマサルナシ:オトギリソウ目マタタビ科 中四国以南に分布する

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絶対に咬まれたくないのがムカデです。
畑や山林で、たまに出会います。
以前、藪を歩いていたら上から、このムカデが落ちてきてパニックになっちゃいました。
よ~く見ると面白い形ですが、やはり恐い生物なので素手で触る事は出来ません。

トビスムカデ:オオムカデ科 北海道を除く日本全土 日本最大級のムカデ 
脚が進化した顎に咬まれると危険

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海岸でモンパノキ等の根元辺りに群れているのを良く見かけますが、
山林や草原等で普通に観ることができます。
特にシロノセンダングサが繁茂、咲き乱れている場所では、
様々な蝶を観察する事が出来ます。
山林を歩いていて日当たりの良い花畑に出くわすと、
夢を見ているかのような錯覚に陥る程に蝶が乱舞しています。
そんな世界に出会えたら、気配を消して僕も自然に溶け込むようにしています。

スジグロカバマダラ:マダラチョウ科 八重山諸島等に分布 1年中見られる。食草はガガイモ科リュウキュウガシワ

シロノセンダングサ:キク科 別名タチアワユキセンダングサ 北米原産の外来種 

夕べから昼にかけて大雨でしたが、
午後は晴れて気持ち良かったです。

八重山には変わった貝がいます。
植物の葉をよ~く探すと緑色の巻貝を見つける事が出来ます。
優しく柔らかい緑色で、とてもかわいらしいです。
この色、貝が緑ではなくて白色透明で体が緑なのです。
そしてカタツムリではなくタニシなのです。
この八重山には珍しい陸生貝類がたくさんいます。

アオミオカタニシ:ヤマタニシ科 殻径16mm 淡水に生息するタニシの仲間

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夕方、久しぶりに浜に行ってきました。
目的は流木を拾うことです。
秋の季節風にのって多くの漂着物が北東側の海岸に流れ着いています。
今日は小雨が降っていたので軽く歩きながら、
良さそうな流木を数本拾いました。
浜には人の足跡が多数、なので豆やビンダマは期待していなかったのですが、
離れた浜上側の木の根元に何やら青く丸いものが!!
ペットボトルの底かな~と思いながらも少し胸高鳴りながら近づくと!!
なんとビンダマ小玉でした。
うれしいです。
他にモダマ(八重山産)を2個拾いました。

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毎日の過ごし方が最近は変わってきました。
以前は主に海や山に動植物の観察やビーチコーミングに行っていましたが、
最近は畑で過ごす時間が多くなっています。
やはり育てることと収穫の楽しさ、美味しさが魅力なのと、
隣の畑&牛舎のおじさんとの話が楽しいからです。
畑にいると村の人と接する機会が増え、
少しずつ白保村に馴染んでいっているような気がします。

少し前に牛舎側に生えていたホウズキみたいな植物を自宅に持ち帰って
生けていたのですが、一向に赤くならないので不思議に思っていました。
昨日、西表に行った際に山の中で同じ植物が密生しているを見つけました。
講師の方に聞くと「センナ」というホウズキの仲間で昔からある植物、
しかしホウズキのように赤くならないとのことでした。
やっと謎がとけたのですが、センナについての詳細は今の所判りません。
小さなホウズキ、かわいいですよ。

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今月末に環境省西表国立公園パークボランティア(PB)主催で西表白浜林道自然観察会があります。
今日は、その観察会の為2回目の下見をしてきました。
前回はルートと大まかな動植物の種類を調べてきましたが、
今回はルート確認と当日実施するゲーム等を実際に体験してきました。
当然、道中の動植物の観察&勉強会もしてきました。
今日は講師に林野庁西表事務所森林官の方が来て下さったので、
スタッフから矢の如く質問が降り注いでいました。
およそ100種近くの植物の説明を聞いたのですが、
半分以上は忘れてしまいました。
ノートをとっても、なかなか識別するのは難しいです。
ローマは一日にしてならずです。
少しずつ覚えて、楽しみたいと思います。
林道入りにナンバンギセルがかわいく咲いていました。

ナンバンギセル:ハマウツボ科 ススキ等の根に寄生する。 1年生草本 茎は地下、花柄が地上に伸び先に花を付ける。

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