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石垣島フィールド日記

石垣島のフィールドで出会った自然&野鳥を毎日紹介していきます。 石垣島 野鳥観察 、野鳥撮影 バードウオッチング、自然観察、石垣島ナイトツアーは石垣島フィールドガイドSeaBeansを宜しくお願いします。  ※当サイトで紹介している画像その他内容無断転載・転用を禁じます。

石垣島フィールドガイドSeaBeans

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今日はカンムリワシ・リサーチの会議があった為、
帰宅が23時頃になりました。

帰宅途中、県道を走っていると、
宮良と白保の境で1台の車とすれ違いました。

その時、照らされた道路に、
落ち葉?、ビニール?
何かが映し出されました。

「何だろな~?」

時間も遅く疲れていたので、
止まらずにバイクで走り去ったものの、
「もしも生物だったら、危ないな~。」
と考え直し、
いつものUターン!!
このUターンの数分前にもUターンをしたのですが、
その時はビニール袋でした。
路上で鳥が轢かれて、
苦しんでいるよう見えたのです。


さて、
道路中央線辺りで右往左往している正体は、
小さなヤシガニでした。

こんなに小さな個体は初めて見ます。

危うく車に轢かれるところでした。

道路脇の草地へ移動させようと、
ヤシガニの背中、甲を掴んだら、

「ぐわ!!痛い~よ~!!」

僕の指に激痛が!!

凄い力で、
がっちりと僕の親指をはさんで離さない。

道路脇の草むらまで、
我慢して運び、
地面に下ろしても離さない。
それどころか、
更にがっちりと力強くシェイクしてくる。

数分間、ただひたすら我慢、辛抱、
じーーっと静かに動かずにしてたら、
離してくれました。

大きなヤシガニは、
体が大きすぎてハサミが背中まで届かないのですが、
小さな個体は余裕で届くのです。
油断禁物ですね。

7.31chichanayashgani.jpg


今度はハサミを押さえて捕まえましたが、
凄い力で、振り逃げようとします。

こんなに小さな体なのに、
本当に力が強くて驚きました。

撮影を済ませ、
草むらに離すと、
闇の中へ消えて行きました。

車に轢かれないように、
気を付けてね。

もちろん僕達が、
それ以上に気を付けなければいけませんが。
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今日は観察会2日目です。
今日の参加者は「初心者」対象です。
参加者は小学生から50代の主婦の方々と
幅広い年齢層が参加されました。

今日は昨日よりも、
更にじっくりとスノーケルと海について、
事前学習を行いました。

一番楽しく学べたのは、
Sさんのスノーケル器材説明です。

イルカのぬいぐるみを使って、
一人芝居をしながらコミカルに説明をしてくださいました。
子供も大人も大笑いしながら、
でも、ちゃんと伝える事は伝えながら進行してく、
術は大変勉強になりました。

7.30kannsatukai2.jpg


室内での事前学習を終え、
いざ海へ。
でも、その前に器材選びをし、
着用しなければいけません。

自分に合った、メガネ、スノーケル、ブーツ、フィン、
そして、ウエットスーツ、
ちゃんと合わせないと、
後々事故に繋がることもあります。

これらを着込んだら、
みんな小さなイルカに変身です。

海についたら、
みんなワクワクは最高潮です。
もう早く泳ぎたくて、大はしゃぎです。
最初は、参加者の子供達は見知らぬ人同士だったのに、
海に着く頃には、
みんな友達になっていました。

さわ、海に入る前に、
スノーケルの装着、水抜き、呼吸、立ち上がり方などなど。
ちゃんと身につけなければならない、
事柄を、何度も何度も練習しました。

みんな、飲み込みも早く、
スノーケルをできるように
直ぐになりました。

ゆっくりと沖に向かうと、
海の中もゆっくりとサンゴの森が広がり始めます。
みんな、美しい森と魚に驚き、感動していました。

1時間、みっちり泳いで観察して、
楽しんだ様子でした。
「まだおよぎた~い・」
陸に上がっても、
みんな、口を揃えて言っていました。

スノーケルという技術を知り、
新たな海との繋がりかたを身につけた子供達が、
今後、島と海を守っていくんですよね。


また来年、一緒に観察会で泳げたらいいね。





環境省主催「海の観察会」が今日から2日間開催されます。
西表国立公園パークボランティアとして、
観察会に2人で参加しました。

妻は陸上係として、
僕はサブスタッフとして赤組の観察に参加しました。

観察、スノーケルをする場所は、
市街地から近く、
県道から徒歩2分くらいの海です。

この海には市街地からの下水が流れ込んでいる海でもあります。

そんな海での観察会です。

7.29kannsatukai.jpg


僕達、赤チームはスタッフ3人、
参加者大人1名、子供2人という構成でした。
今日は「スノーケル経験者」を対象とした観察会なので、
参加者の皆さんも海でのスノーケルは
何度も体験したことがある方ばかりでした。

なので、
早々とスノーケル方法の講習と練習を終わらし海へ。

皆さんは、下水が流れ込み、
市街地に隣接する海の中を
どのように想像していますか?

普通だと、
濁っていて、汚い、何も生物がいない海。
そんな海の世界を想像しますよね。

参加者はこの場所でのスノーケルは初めてだから、
実際にどんな海が待っているのかは判らないのです。

さて、みんなを待っている海の中は・・・。

泳ぐ前に、スノーケル講習をしました。
今回の観察会の中で、
これが一番重要な事柄です。
命に関わることですから、
真面目にきっちりと行い、
みんながスノーケルができるのを確認して、
沖合にむかって泳ぎました。

7.29kannsatukai2.jpg



泳ぎ出すとみんな夢中です。

沖合に行くほどに水は澄み、
魚が乱舞し、
サンゴの大きな森の世界が広がるのです。

予想していなかった、
このサンゴや魚の迫力と美しさに
興奮していました。

予想を反して、海の中は美しく、
とても沢山のサンゴと魚達が僕達を迎えてくれました。

でも、本当に汚水や人間の生活が
海へ悪影響を与えていないのかな?

7.29kannsatukai3.jpg


海から戻ると、
海の中について、
観察した生物などについて
ふりかえりをしました。

参加者のみんなも、
海を汚すことがサンゴや魚達に悪いことだとは、
判っているようでした。
また、「この美しい海と島を守りたい」
「また、美しい海で泳ぎたい」って思ってくれたようです。

今回、観察会を行った真栄里海岸には、
何カ所かから汚水が流れこみ、
街の雑音、空は空路になっているたねに、
頻繁に飛行機がおちてきては、
爆音が鳴る。
そんな海です。
でも、こんな環境、場所なのに、
美しいサンゴ礁が広がっています。

こんな豊かで美しい石垣島を
僕達だけの世代で閉ざしてしまわないように、
守っていきたいと思います。

7.28tereunayo.jpg


ふと空を見上げると、
一輪の花が咲いていました。

ユウナの花でした。

いつもは黄色い花なのに、
今日は赤く染まっていました。

僕と目が合ったから?
恥ずかしがっているかのような感じがしました。

咲き始めは黄色い花、
咲き終わりが近づくと赤く染まって行きます。

だから、
ちょっと寂しい色なんです。
最近は夕方ではなく夜に畑に行っています。
夜と言っても19時前ですが、
まだまだ明るくて涼しいので、
畑仕事に調度良い時間帯です。

今日は、
少し畑の周囲を散歩してみました。

キビ畑と林沿いの農道を歩いていて、
ちょっと立ち止まりました。

音です。

普段、生活をしていると、
いろんな音が聞こえてきますよね。
慣れてしまっている音、
聞こえない音、
聞きたくない音、
聞こえていても聞こえない音ってありますよね。

集中したり、
疲れたり、
イライラしたり、
その時々で聞こえる音が違う様な気がします。

今日歩いていて、ふっと目を軽く閉じてみました。

「じーーーーじーーー」
「ざーーざーーーざーー」
「こほー・・こほー・・」
「ぼーぼー・・」
「ばっさ・・」
「がーーー」
「ブーーん」

色んな音が聞こえました。
鳥も声、
虫の音
車の音
風の音
羽の音
牛の声・・・・・・・

沢山聞こえます。

もっと、ゆっくり聞くと、
音の方向が見えます。

目で追っては見えない場所の音が聞こえます。

なんだか音に包まれているのも
とても気持ちが良いです。

7.28yuuhiwokannjite.jpg


閉じた目に夕日を感じ、
畑の側で音を楽しみました。


今日も暑い一日でした。

一日で、もっとも暑い時間帯?の
午後3時~4時まで海岸清掃をしてきました。

沖縄県主催で大浜海岸と磯部海岸を清掃しました。

台風の影響で漂着ゴミが沢山流れ着いていました。
でも、それ以上に草むらや海岸林内に
捨てられた生活ゴミが大量でした。

車で来て、
林内に電化製品から生ゴミまで、
いろいろな物が捨てられていました。

が、今日は海岸清掃なので、
海岸のゴミだけを拾い、
清掃しました。

大人数、約50,60名くらい、もっとかな?
で拾うと1時間でかなり綺麗になりました。

大浜海岸では重機2台を浜に入れて、
清掃していましたが、
これには???です。

「早く綺麗になれば良い。」
いかにも行政的な感じがしました。

僕は磯部海岸を拾いましたが、
大きなタイヤや廃油の塊など、
どうしても運べないゴミもありました。

それでも、みんなで拾ったら、
凄く綺麗な浜になりました。

ゴミを捨てる行為がなくなれば、
海も山も街も、
ぜーーんぶ綺麗になるんでしょうね。

仕事が終わった後、
用事があった為、
妻と待ち合わせをして一緒に帰宅しました。

途中、
たまに行く僕の好きな場所に立ち寄りました。

7.23sukinabasho4.jpg


上の写真、立派な石積みです。

史跡、フルストバル遺跡です。
八重山で一番立派な遺跡ですが、
幸い?残念?人はあまり来ない場所です。

市街地に近い大浜集落の外れに位置します。
数年前に初めて行った時、
近所の方に場所を聞いたら、
「遺跡?知らないな~、そんなのあるの?」
って逆に聞かれたことがありました。

この遺跡周辺には小規模ながらも森林が残っています。
ちょっとしたジャングルみたいになって、
自然観察をするのにも楽しい場所です。

7.27sukinabasho3.jpg


石積みの上で大きくなったガジュマルが、
大きくなりすぎて石積みを壊して成長していました。
木の大きさから時代の流れが伝わってきます。
とても静かで大きな木です。

7.27sukinabasho1.jpg


周囲には沢山の石積みがあり、
石垣市によって少しづつ復元作業が行われています。
この遺跡は、
八重山の英雄「オヤケアカハチ」の城跡だと言われています。

上の写真の下は絶壁で、
数十メートルの高さがあります。

この場所にたたずんで、
海や山、そして大空を眺めます。

僕は、この場所でいろんな事を考えます。

7.27sukinabasho2.jpg

7.26ryuukyuukokutann.jpg


隣りのお家にはリュウキュウコクタンの木が植えてあります。

今月初め頃から実が付き始めていました。

オバーに「いつでも勝手に食べて良いよ。」って言われているので、
塀越しに実を撮影させてもらいました。

ついでに味見も。

真ん中の真っ赤なのが美味しそうに見えるのですが、
口に入れ、
噛むと、
その渋さに耐えきれないでしょう。

完熟するまでは、
渋が非常に強くあります。

なので、真っ黒に熟した実が食べ頃なのです。

それでも勢いよく食べるのは危険です。
様子をみながら、
少しづつ食べたほうが無難ですよ。

肝心のお味は、

ほんのり甘酸っぱい感じですが、
やはり渋みが残ります。


リュウキュウコクタン:カキノキ科 別名ヤエヤマコクタン 三線の棹の材に使われる非常に高級な材
毎日、通勤時に見ている木が凄いことになっています。

宮良橋の南北に1本づつ生えている木です。

下の写真、凄いでしょ。

7.25oobaakou.jpg


木の幹にも枝にも、びっしりと付いています。

何だか判りますか?

小さなイチジクなんです。

オオバアコウという植物です。

ちょっと気持悪いですけど、
この数と付き方には圧巻です。

イチジクの房の中には小さな花が沢山付いています。
本土などで果実用として、
栽培されているイチジクは自家受精をしますが、
多くのイチジクの仲間達は受粉に
イチジクコバチに手伝ってもらっています。

このイチジクコバチは、
一種に一種、
だからオオバアコウには、
この木にだけのイチジクコバチの種がいるんです。

熟した房を割ると中から、
小さな小さな蜂が沢山でてきます。

いろんな不思議や驚きが、
沢山ありますよね。

オオバアコウ:クワ科 イチジク属 南西諸島に分布する







今日は台風5号の影響で風が強いですが、
暴風にはならないみたいです。

昨日の登山の続きになります。

7.24tururann.jpg


歩いていると、
倒木に隙間から、
白く咲く花が遠くから見えました。

近づいて、
辺りの木々を丁寧に片づけると、
見事に咲いた花が現れました。

とても繊細で可憐な花達です。

この花はツルランといいます。

名の通り、
ツルのように美しく、
優雅な花でした。

ツルラン:ラン科 九州南部に分布 名は丹頂鶴の頭部にみたてたことによる。 多年生草本