曇り空から時々太陽が覗いたり、
雨が降ったりと、
なんだか落ち着かない天気でしたが、
野外で自然観察をするのには丁度良い日でした。
野鳥観察のつもりでしたが、
水田、山、林道、海岸、干潟、河川沿いなどで、
昆虫や植物など多様な生物の観察を楽しみました。
オモト岳でカゴメランやリュウキュウツワブキ、
エゴノキ等の花々を楽しんだ後に、
野鳥観察をしながら名蔵アンパルという
ラムサール条約に登録された干潟に行きました。
干潟に降り立つと、
数十羽のシロチドリが広い干潟に散らばっていました。
河口に広がるヤエヤマヒルギ、
その根元で生きるシオマネキ等のカニ、魚、貝などを観察。
ヤエヤマヒルギの特徴を見つける為に、
根や幹、
葉の付き方や形をじっくりと観ていると、
葉の裏側に小さな可愛らしい貝がくっついていました。

葉の裏に貝!?
何してるんでしょうね~。
不思議ですよね。
この貝はイロタマキビといいます。
マングローブ植物の幹や葉の上に居て、
付着している藻などを食べているです。
だからほとんどの時間を樹上で過ごしているです。
更に面白いのは、
このイロタマキビは卵を体の中で育てるので、
卵ではなく小さな貝を産むんです。
不思議な生物が沢山いる場所です。
いつも驚きの連続です。
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