2008年5月15日石垣ケーブルテレビにてリュウキュウアカショウビンの人工巣について報道していただきました。有り難うございました!!
2008年5月16日沖縄タイムス朝刊にて問題定義していただきました。
有り難うございました。

この時期、
毎年お願いしている発砲スチロール製人工巣についてです。
やはり相変わらずに、
森の中に発砲スチロールの巣を設置したり、
民家等にも設置してあるのを見掛けます。
またWEB上に作り方や、
この発砲スチロールの巣を伝える内容も見られます。
巣を設置する前に、
もう一度よく考えてみてください。
その行為はアカショウビンの為ですか?

上の写真がなんだか判りますか?
タカサゴシロアリとい蟻の巣です。
通常、写真のように樹の幹数メートルの高さに巣を作ります。
では、下の写真はなんでしょう?

(撮影場所:バンナ公園 沖縄県保安林内)
一見すると一枚目の写真と同じ、タカサゴシロアリの巣のように見えますが、
全く違います。
これは発砲スチロールに茶色のペンキを塗ったものを、
樹の幹に括り付けているのです。
何故こんなことをするのか判りますか?
ヒントは下の写真です。

アカショウビンという渡り鳥です。
4月頃に南から石垣島に繁殖、子育てをするために、
はるばる渡って来ます。
アカショウビンは通常、
タカサゴシロアリの巣を繁殖、子育ての場所に利用します。
他にも樹木に付着する植物の根(オオタニワタリ等)などにも営巣します。
特徴なのは、アカショウビンは柔らかい素材の物に横穴を開け、
営巣に利用するということです。
先程の質問の回答です。
「発砲スチロールをタカサゴシロアリの巣に見立てて、
アカショウビンを呼び寄せる為に利用する。」です。
石垣島に渡来するアカショウビンはリュウキュウアカショウビンといい、
本州等に渡来するアカショウビンの亜種となります。
現在、このリュウキュウアカショウビンの正確な個体数等の調査は行われていませんが、「個体数が少ない、減少傾向にある。」という事態には陥っていません。
なので、この人工巣である発砲スチロールの巣は、
人の願望、欲望である「近くで、楽に観察、撮影したい。」などの思いから設置されていると推測されます。
「自然に生んで、自然の環境で育てる。」
当たり前のことなのですが、
人の身勝手な行為によって、
野生動物の大切な繁殖活動を邪魔してよいのでしょうか?
この発砲スチロールに穴を開け、
そのクズは、どこへ飛んでいくのでしょうか?
巣作りの際に誤飲しないのか?
その影響は何時何処で現れるのかな?
設置した人工巣から巣立った雛が、
飼い猫に全滅させられた報告もあります。
むやみに人との距離を近づけることは、
とても危険なことだと思います。
子供達への学習・教育目的との理由も聞きますが、
本当の自然教育になるのか疑問です。
設置した人はどこまで考えているのでしょうか?
現時点で発砲スチロールが鳥に、
どのような影響を与えるか等は不明ですが、
決して良いことは無いと思います。
発砲スチロールはシックハウス症候群の原因物質、
とても軽く、飛散しやすく、
吸引もしやすい物質で環境汚染を引き起こし、
人や野生動物に被害を及ばしている例は沢山あります。
人と自然が身近になる?
自然を楽しむ?
何か違う気がします。
皆さんはどう思いますかね?
参考文献:
日本鳥学会誌55(2)117-118
「発泡スチロールを巣箱に使うことについて」武田恵世氏2006
日々更新中!!こちらも宜しくお願いします。
石垣島フィールドガイドSeaBeans
2008年5月16日沖縄タイムス朝刊にて問題定義していただきました。
有り難うございました。

この時期、
毎年お願いしている発砲スチロール製人工巣についてです。
やはり相変わらずに、
森の中に発砲スチロールの巣を設置したり、
民家等にも設置してあるのを見掛けます。
またWEB上に作り方や、
この発砲スチロールの巣を伝える内容も見られます。
巣を設置する前に、
もう一度よく考えてみてください。
その行為はアカショウビンの為ですか?

上の写真がなんだか判りますか?
タカサゴシロアリとい蟻の巣です。
通常、写真のように樹の幹数メートルの高さに巣を作ります。
では、下の写真はなんでしょう?

(撮影場所:バンナ公園 沖縄県保安林内)
一見すると一枚目の写真と同じ、タカサゴシロアリの巣のように見えますが、
全く違います。
これは発砲スチロールに茶色のペンキを塗ったものを、
樹の幹に括り付けているのです。
何故こんなことをするのか判りますか?
ヒントは下の写真です。

アカショウビンという渡り鳥です。
4月頃に南から石垣島に繁殖、子育てをするために、
はるばる渡って来ます。
アカショウビンは通常、
タカサゴシロアリの巣を繁殖、子育ての場所に利用します。
他にも樹木に付着する植物の根(オオタニワタリ等)などにも営巣します。
特徴なのは、アカショウビンは柔らかい素材の物に横穴を開け、
営巣に利用するということです。
先程の質問の回答です。
「発砲スチロールをタカサゴシロアリの巣に見立てて、
アカショウビンを呼び寄せる為に利用する。」です。
石垣島に渡来するアカショウビンはリュウキュウアカショウビンといい、
本州等に渡来するアカショウビンの亜種となります。
現在、このリュウキュウアカショウビンの正確な個体数等の調査は行われていませんが、「個体数が少ない、減少傾向にある。」という事態には陥っていません。
なので、この人工巣である発砲スチロールの巣は、
人の願望、欲望である「近くで、楽に観察、撮影したい。」などの思いから設置されていると推測されます。
「自然に生んで、自然の環境で育てる。」
当たり前のことなのですが、
人の身勝手な行為によって、
野生動物の大切な繁殖活動を邪魔してよいのでしょうか?
この発砲スチロールに穴を開け、
そのクズは、どこへ飛んでいくのでしょうか?
巣作りの際に誤飲しないのか?
その影響は何時何処で現れるのかな?
設置した人工巣から巣立った雛が、
飼い猫に全滅させられた報告もあります。
むやみに人との距離を近づけることは、
とても危険なことだと思います。
子供達への学習・教育目的との理由も聞きますが、
本当の自然教育になるのか疑問です。
設置した人はどこまで考えているのでしょうか?
現時点で発砲スチロールが鳥に、
どのような影響を与えるか等は不明ですが、
決して良いことは無いと思います。
発砲スチロールはシックハウス症候群の原因物質、
とても軽く、飛散しやすく、
吸引もしやすい物質で環境汚染を引き起こし、
人や野生動物に被害を及ばしている例は沢山あります。
人と自然が身近になる?
自然を楽しむ?
何か違う気がします。
皆さんはどう思いますかね?
参考文献:
日本鳥学会誌55(2)117-118
「発泡スチロールを巣箱に使うことについて」武田恵世氏2006
日々更新中!!こちらも宜しくお願いします。
石垣島フィールドガイドSeaBeans



赤い…。
北海道ではシマフクロウの巣になる巨木が減ったため、人口巣の設置が進められていますが、リュウキュウアカショウビンがそういう状態にないのなら、やっぱりエゴになりますよね。
私も見たいなって思うけど、リュウキュウアカショウビンが来るところを人工的に作ってまで見たいとは思わないです。
森でばったり出会いたい。
たくさんの問題がありますね、人の方に…。
人工巣を掛けるのならば、
いろいろな配慮が必要ですよね。アカショウビンにも周囲の環境にも、そして巣の素材などにも。
島内では無断で森林内や公園などに設置されていたり、民家の庭などにもあります。
ここではアカショウビンを観察するのは難しくなく、少しの歩けば観れる環境があります。
なんとか「発砲スチロールの巣」、「人工巣」の設置が抑制されればと思います。
私は鳥獣保護員もしていますが、
行政としては、これらに対応出来ないでいます。
地道に無くしていきたいと思います。
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